【Portal Knights】 のレビュー マイクラ+ゼルダ戦闘の3Dアクション

Steam でアーリーアクセス(開発途中)のマインクラフト風味の3DアクションRPG。マインクラフトよりも製作の底は浅いのだが、戦闘がアクションゲーム寄りになっているタイプのゲームだ。

スチームセールで33%引きだったので 1000円ぽっきりのお値段で買ってみた。クリアまではだいたい15時間くらいといったところで、お値段分は充分に楽しむことができたように思う。以下、Portal Knights がどんなゲームなのかを書いていく。

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レクタングル(大)

空中に浮かんだ島をポータルで移動していく

草原、砂漠、火山、雪山といったテーマに沿った島が全部で47つある。ワールドを作ったときに自動生成されるランダム生成マップ。ある程度は島に生成される建物が決められているようだ。ランダム生成といっても、それほど大きく違った作りにはならないようになっている。
 
高台から島を見下ろす、ここはジャングルをテーマにした島だ

高台から島を見下ろす、ここはジャングルをテーマにした島だ

 
島はそれぞれが独立しており、空中に浮かんでいる。サイズは小さめで、3分もあれば地上を探索できる。2016/7/28のアップデート0.51で島の大きさが選べるようになった。大きさの体感は、中サイズは小サイズの2倍、大サイズは4倍になっている。島の総数は47で変わらない。
 
別の島への移動は、ポータルというワープできる扉を使う。最初に島に訪れたときはポータルは動かないため、まずはこのポータルを起動させることから始める。
 
ポータルストーンを設置して扉を開いたところ

ポータルストーンを設置して扉を開いたところ、これで次の島へワープできる

 
ポータルの色に対応するポータルストーンを手に入れて、それを6つはめ込むことでポータルが起動する。島に生息するモンスターを倒したり、ところどころに見える鉱石を掘ったりすると、ポータルストーンのかけらがドロップする。これを一定数集めてポータルストーンを製作していく。
 
島から島へポータルを使い進んでいき、チェックポイントでボスを倒しながら進めていくのが基本的な流れになる。ストーリーは、冒頭にムービーがあるものの、プレイ中は全く何も語られないため、ストーリーは(今のところ)ないと言っていい。

経験値を貯めてレベルアップしよう

戦士・レンジャー・魔法使いの3つの職業から、ひとつを選んでスタートする。RPG要素があり、経験値を貯めてキャラクターを成長させていく。レベルアップすると、強さ、アジリティ、インテリジェンスが強化されていく。また、一定レベルで職業ごとに、スキルを覚えることができる。
 
今のところ、職業にはそれほど大きな違いがない。戦士が弓を装備でき、レンジャーが杖で魔法を詠唱するなど、どの職業を選んでも全ての装備を使うことができて、覚えるスキルも半分以上は同じものになる。
 
レンジャーがおそらく最強。地形は高低差があるものが多く、この段差を利用して一方的にモンスターを攻撃できる。自分は、FPSが苦手なのでエイムができるか不安だったが、オート照準があるためなんの問題もなくレンジャーを使いこなせた。モンスターが弓の射程に入れば、オートで照準が合うため、ただ攻撃ボタンを押しているだけで当たるのだ。

素材や鉱石を集めてクラフトしよう

2016-07-05 18-01-10
 
それぞれの島には、特有の植物が生い茂り、土には鉱石が埋まっている。これらの素材を集めて、武器・防具といった装備、ポーションや爆弾などをクラフトできる。
 
プレイ時間の大半が素材集めになる。道具のアップグレードや装備に大量の素材が必要になり、キーとなる素材が「のべ棒」なのだが、これを作るのに大変手間がかかる。
 
銅、鉄、金、チタンとアップグレードする「のべ棒」を作るのに、必要な鉱石の数がどんどん増える。例えば、銅ののべ棒は銅鉱石が4個で作れるが、鉄ののべ棒は鉄鉱石が8個必要になる。このように必要数が増えていき、最終のチタンののべ棒は20個も鉱石がいるのだ。

時間経過ありで昼と夜が移り変わる

夜には周囲が暗くなり松明がないと回りが見えなくなる。地形はわかりにくくなり、鉱石を探すのが難しくなる。さらに、空洞ナイトというちょっと強い敵が大量に出現する。アップデート0.51で空洞ナイトの数が半分以下に減る調整がされた。
 
製作でベットが作れるけれど、今のところベットで寝て夜をスキップすることはできない。今後のアップデートに期待したい。

オンライン要素

Steamフレンドと最大4人パーティを組んでマルチプレイができる。フレンド以外とは遊べないので注意。自分はフレンドがいないのでマルチは楽しめていない。フレンドがいれば楽しめる気もする。フレンドとならどんなゲームでも面白いんですけどね。

日本語に完全対応済み

完全に日本語対応している。ちょっとおかしな翻訳もあるけれど、意味は取れるので全く問題ない。

完全コントローラー対応

Steamのストアページでは、部分的コントローラーサポートと表記があるけれど、すべてコントローラーで遊べる。

今後のアップデートに期待したいこと

もっとダンジョンを探索する旨味がほしい
ダンジョンや洞窟はあるが、すぐに行き止まりになったり、同じパターンの繰り返しだったり。宝が行き止まりにあっても、中身はたいしたことがない。

もっとダンジョンに潜りたいと思わせるようなアイテムを入れておいてほしい。地表で簡単に取れるようなアイテムが数個入っているだけでは、ダンジョンがただ暗くて面倒くさいだけのエリアになってしまっている。

0.51アップデートで島の大きさが選べるようになったのはとても良い。しかし、生成される建物の数が、小・中・大の全てのサイズで同じなのだ。サイズに応じて建物の数も増やしてほしかった。ただ広くなっただけで、ゲーム性は全く変わっていないのが残念なところだ。

農作物の栽培がもっと簡単にできるように

畑に種を植えると時間経過で成長するのだが、せっかく植えても収穫するのがとても面倒くさい。クワなどの採集用ツールがないため、ひとつひとつツルハシで数回叩いて収穫する必要がある。一度にドサッと収穫できない、誤クリックして穴を掘ってしまう、とにかく時間がかかってしまう。栽培しないで野生の素材を取りに行ったほうが早く感じるくらい苦痛。

敵の攻撃がを多彩にアクションを増やして

敵の攻撃がワンパターンで、それに対する戦法もパターンになりやすい。数回攻撃して離れてのヒットアンドウェイばかりになり飽きやすい。また、敵が密集しているため、一体ずつ引き寄せての各個撃破になり、まとめて敵をなぎ倒すといった戦い方が難しい。

アクション要素を増やして、敵の攻撃パターンなども増やしていかないとせっかくのアクションよりの戦闘が生きてこない。今後に期待できるポテンシャルはあるのだが、かなり課題があるように思える。

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