【Moonlighter】中盤まで進めた段階でのレビュー

2体目のボスを倒したところで、だいたいのゲームの流れが分かってきた。だいたい中盤くらいに差し掛かったところかなと思う。これからMoonlighter を購入しようかと迷っている人の判断材料になればとレビューを書いてみる。

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Moonlighter のゲームの流れ

ゲームのジャンルは、「ダンジョン探索」&「店舗経営」。

ダンジョン探索は、ゼルダの伝説のような視点でのアクションパートで、敵を倒して素材を集め、宝箱から貴重なアイテムを手に入れていく。ダンジョンの最後には大型ボスが待ち構えている。ボスのパターンをつかんでスキをみて攻撃を加えるというアクション本来の面白さが味わえるだろう。

店舗経営は、ダンジョンで手に入れたアイテムを自分の店舗で販売して資金を稼いでいく。アイテムは最初は価格が分からないため、まずは適当に価格つけてお客さんの反応を見ながら調整していく。店舗はアップグレードすることで、陳列棚を拡張したり、倉庫を増やしたりしてもっと利益のでるお店に改造していける。

ダンジョン探索と店舗経営を交互に繰り返していくゲームの流れとなっている。

ダンジョン探索の難易度はやさしめ

最初に難易度設定が3段階から選べる。制作者おすすめの真ん中の難易度でプレイしているが、装備さえきちんと準備していればやさしいと感じる難易度だ。特にアクションゲームは得意じゃなくて普通のレベルだとは思っているが、まずやられる要素がないように思える。

ダンジョンの奥に待ち構えるボスは、このゲームで一番のアクションを求められるパートだ。ボスがどんな攻撃をしてくるのかを覚えるまでは苦戦するかもしれない。何度か被弾しても、ボスをよく観察してパターンがつかめれば、初めてでも倒せる程度である。

武器は5種類で、剣、大剣、ヤリ、ナックル、弓。それぞれ攻撃範囲の大小や、攻撃スピードに違いがある。遠距離攻撃は弓だけ、魔法といった攻撃方法はない。完全無敵になる回避が何度でも使えるため、初見のボスで回避を多用して動きを覚えるのに使える。

コマンドRPGでいえばずっと「たたかう」を選択し続けるような単調な戦いになりがち。そのためアクション性を求めてプレイするならおすすめできない。

RPG要素はあるがレベルアップはない

敵を倒してレベルアップはしない。装備を作ったり強化してステータスを強化していくタイプ。つまりモンハンみたいな強化方法だ。ダンジョンで敵にやられても、カバンのアイテムを失うだけで装備が無くなったりはしない。

カバンの容量が少ない

ゲームを初めてすぐに感じるのは、あまりにカバンが小さすぎるという不満。最初のダンジョンは4階層からなっている。すべてのエリアを探索して回っていると2階層目の最初あたりでカバンはぱんぱんに膨れ上がっているだろう。

敵がやたらと素材を落とす、スタック数は最大で10といったことも原因のひとつだが、一番影響しているのは呪いの存在である。呪いとは宝箱から取れるアイテムについているもので、カバンの底にしか置けない呪いとか、ある方向にあるアイテムを壊してしまう呪いといった効果のことだ。

この呪いのアイテムは、同じ種類のアイテムでも呪いが違うと別のアイテムとしてカウントされる。つまりスタックできなくてカバンの容量をひとつ多く使ってしまうのだ。呪いのアイテムは、宝箱から手に入るものほぼ全てについているくらい高確率で手に入る。

カバンにアイテムを詰めるパズルゲー

この呪いがあることで、カバンにどうやって入れるかのパズルが始まる。隣においたら壊れてしまう呪いがあるなら隣になにもないところに置いて、、側面にしか置けないアイテムは位置を入れ替えて、、と。最初は新鮮だったこのミニゲームも、あまりに呪いのアイテムが多く手に入るために、だんだんと面倒くさくなってくる。

どのアイテムがいらないかの判断が付くようになれば、サクサクと整理できるようになるのだが、「とりあえず全てのアイテムを持ち帰りたい!」といったプレイヤー(私のことです)だと、カバンが一杯になるたびに町に帰ってまったくダンジョン攻略が進まない悪循環になってしまいがちだ。

公式に日本語に対応している

Switchでも発売するらしい。そのため早くから日本語に対応している。日本語はすごく自然で多少癖のあるフォントになっているが慣れれば問題はない。

会話のほとんどは、雰囲気を重視したような内容で、直接のヒントといった会話が少なめ。町の人との会話はすぐにやらなくなって、ダンジョンとお店の往復だけになってしまった。

また、すべてのアイテムにフレーバーテキストが付いていてこれらが良い雰囲気をだしている。これらは読んでいるだけで楽しくなってくる。

操作感はサクサクでプレイしやすい

ゲームパット推奨。キーボードでも遊べるけれど、マウスは対応していない。ボタンコンフィグで全てのボタンを入れ替え可能。

アナログスティックで全ての方向に移動できる。攻撃だけは上下左右の4方向のみ。斜めに攻撃できないのが不満との声もネットで見かけるが、剣を使っていると前方に範囲攻撃できるので、4方向だけしか剣を振れないことで不便に感じたことはない。

最大の欠点は単調であること

最初こそ、商品に値段をつけたり、ダンジョンの戦いで敵のパターンを覚えたりと脳を刺激がある。しかし、すぐに同じことの繰り返しとなってしまう。自分は作業ゲームが好きな方なので楽しくプレイできているが、繰り返し何かをするのが辛いという人には、正直おすすめできない。

特に、店舗パートは一度アイテムの適正な価格が分かってしまうと並べるだけとなってしまう。一応は需要と供給によって適正価格が変動するのだけれど、その変動幅は微々たるもの。値段をつけ直すのが手間に感じてしまい、今までと同じ値段で売ってしまう。

Steamのレビューを見ていて、おすすめしないの理由には、この店舗パートの繰り返しがつまらないという意見が多いようだ。実は、ゲーム中盤くらいまで進めると代わりに販売してくれるアシスタントが雇えるようになる。手数料は引かれてしまうが、店舗経営を任せてずっとダンジョンに挑み続けることもできる。アシスタントを開放するには10時間くらいのプレイが必要になるため、数時間で嫌になった人は知っているはずもない。

また、フレーバーテキストを読んだりするのも楽しみのひとつだと思うため、文字を読むのが面倒くさいといった人にも魅力はいまひとつなのではないだろうか。

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